編んで、結んで、時々もふる。

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絹糸と天然石のマクラメ専門店「緒-itoguchi-」のブログです

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DIY初心者、マクラメ制作に使う作業机を作ってみた【制作編】

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こんにちは。

緒-itoguchi-のはなです。

 

ちょっとまとまった時間が取れたので

後回しにしがちな事を先に片づけることにしました。

それは、今年頑張りたいリストのひとつ…

材料は準備していたけど、まだ組み立てていなかった作業机を完成させること!

 

以前は、イベント出店時に使っていた折り畳みテーブルを使っていましたが

机完成前はカラーボックスの上に天板を仮置きしながら制作・撮影していました。

作業環境的には…あまり良くないです。はい。

nyankoubou.hatenablog.com

 

 

完成イメージ&材料

作るにあたって決めたポイントのおさらい。

  • 作業時に前屈みになりにくい高さにする
  • 道具(糸の固定に使っている重石)の重みに耐えられる丈夫さ
  • 1人でも動かせる重さ、大きさにする
  • 費用をできるだけ抑える
  • 初心者でも作りやすい形で作る
  • できるだけ木材の余りが出ないようにする NEW

 

完成イメージはこんな感じ。

※大体の雰囲気が掴めればいいかな?と書いた図面です。だいぶアバウト(笑)。

 実際の木材の長さはちゃんと計算していますよ。

 

〇完成サイズ

テーブル 50×80×93.5cm (D×W×H)

天板下の収納棚 31.8×62.6×15cm (D×W×H)

 

〇材料

天板 パイン集成材

脚&脚補強

2×2材 910mm×4本

1×2材 626mm×1本

       326mm×4本

天板下補強 

1×2材 702mm×2本

       440mm×2本

       402mm×1本

天板下収納

1×6材 702mm×2枚

1×2材 702mm×1本

       265mm×2本(端材)

*その他細々とした物*

コーススレッド Φ3.3×50(脚、天板取り付け用)、Φ3.3×30(棚板固定用)

ソリッドカラー(ブラウン)

水性ウレタンニス

紙ヤスリ

傷付き防止フェルトマット

 

自宅にあったドライバーは、市販の家具を組み立てるくらいのパワーしかなかったので

Myドライバーを購入しました。

初めてなので10.8Vにしましたが、これでも楽々組み立てられました。

これはバッテリーが2個付いていたので、充電待ちしなくて良いのが素敵。

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当初の計画から変わったところ

・天板をカフェ板→パイン集成材に変更。

 価格面はとても魅力的だったけど、さすがに厚さ3cmは重いかな?と。

 あと、板を繋げた箇所にできる溝にビーズが挟まりそうだったので。

 

・補助机を廃止。その分少し大きめに。

 カフェ板をパイン集成材に変えることで必要なくなりました。

 補助机をなくすことで、その分の材料代が少しが浮いたので

 集成材に変えても費用が大幅に上がることもなかったです。

 

・フレーム編み用の机も廃止。

 立ちながらの方がフレームが編みやすいことに、最近気付きました。

 真上からフレーム幅の全体が見られるので、やり直しの回数も少なくなったかな。

 あと、高さ93cmのテーブルにバイスを取り付けても問題なさそうなので。

 

・天板下に収納棚を追加。

 使う頻度が高い道具や材料をパパっと取り出せたらいいなと。

 棚の高さの参考にしようと、色々なショップを見て回ったんですが

 ノートや文房具などの薄くて小さな物を入れておくような収納が多く

 どれも大体7~12cmくらい。

 私が収納したい道具類はもうちょっと嵩があるので、高さを決めるのに悩みました。

 

それでは、制作スタート!

 

〇ヤスリがけ

ザラザラしている箇所やささくれてい箇所は#120で、仕上げは#240と2度研磨しました。

やめ時が分からないヤスリがけ。

ヤスリの番手が変わるごとに、出た粉を濡れた布巾で綺麗にします。

 

〇組み立て

まずは、脚から。

2×2材(910mm)と1×2材(326mm)で、はしごのような形に取り付けました。

長い方が天板側、短い方が床側になります。

天板側の方には収納棚を置くので、上から20.7cmのところに

床側は掃除しやすいように下から12cmのところに取り付けました。

 

天板裏の補強パーツ。

天板が比較的小さめの集成材1枚なので、そこまでガッチリする必要はないかもしれませんが

脚と天板を繋げるので念の為、ガッチリと。

 

全部1×2材。

上下に長い1×2材(702mm)を置き、左右から短い1×2材(440mm)で挟んで箱状になるようネジで固定。

最後に長い1×2材を支えるように、中央に1×2材(402mm)を取り付けました。

 

無事、歪むことなく組み立てできました。

 

収納棚

脚に乗せて使うので、その分のスペースを空けながら1×6材(702mm)と1×2材(702mm)を固定します。

固定に使っている1×2材(265mm)は、購入時に出た端材。

丁度良い長さだったので、鋸で微調整してそのまま使いました。

棚板の1×6材と1×2材間は固定していません。

ダボ継ぎするほどでもないですし(そもそも、初心者の私には難しい)

重いものは乗せないつもりなので、そこまで頑丈にしなくてもいいかなと。

ボンドも塗っていません。

 

ネジが多すぎた気がしないでもない。

 

いよいよ、脚と天板裏の補強パーツを固定!

脚が飛び出ないように、下に薄いファイルを敷きました。

ちょっと薄かったので、下敷きとかの方がいいかも。

まずは脚3本にネジを打ち込んだら、テーブルを起こして最後の1本をとめて

脚が斜めにならないよう調整してから固定。

こうすると、脚のガタツキが出にくくなるそうです。

 

脚の補強に1×2材(626mm)を入れて組み立てはほぼ終了。

 

 

天板と脚を取り付ける前に塗料を塗っていきます。

今回使ったのは、立体額用に買った ソリッドカラー(ブラウン)

ウェットシート(水99%以上)や布、スポンジで塗れるそう。

水分を含ませた状態で塗るとびっくりするくらい伸びますね。

ジェル状で液だれもしないので初心者でも使いやすいと思います。

 

2度塗りしました。

2度目を塗る前に#400でヤスリをかけて粉を拭き取ります。

 

 

この塗料の販売元、和信ペイントさんに問い合わせたところ

ソリッドカラーにもニスが含まれているけれど、塗膜が薄く傷が付きやすいそうなので

テーブル等に使う場合は、水性ウレタンニスを上に塗ると良いそうです。

 

という訳で、急遽準備した 水性ウレタンニス・つや消しクリアー(130ml)

一応塗り方を調べてはみましたが、ほぼぶっつけ本番です(笑)

ウレタンニスは重ね塗りが基本(…らしい)。

塗れば塗るほど美しい艶が出るそうですが

ここまでの慣れない作業による疲労が半端ないので、最低限の2度塗りにしました。

2度塗りでダメなら頑張ってもう1回塗ろうと思います…

 

天板の表、収納棚の表、脚の全体にニスを塗っていきます。

正解が分からない…!!

大体90分で乾燥するそうです。

塗った日の夜にはしっかり乾燥していました。

叩いてみるとコンコンと少し低め音。

心なしかほんのり弾力があるような気もします(硬いけど)。

 

2日目以降は少し高めの音になってきました。

 

完全に乾燥するには1週間~10日必要だそうです。

乾燥期間中でも使用できるけど、傷が付きやすいそうなので気を付けないと。

 

天板の表、収納棚の表、脚の全体を2度塗りしたら、ウレタンニスの残量は半分くらい。

3~4度塗り、裏もしっかり塗るとなると、130mlでは少ないかも。

 

ちなみに、天板、脚、収納棚(裏も)を2度塗りし終わったソリッドカラーの残量はこちら。

少し容器の底が見え始めました。

 

 

天板に取り付けます。

天板の端から30cmずつ内側のところに固定するよう設計していたのですが

やはり僅かではありますが木材の反りがあったようで、1、2mmズレが出ました。

 

最後に脚の裏に傷防止のフェルトマットを貼ったら完成!

 

ようやく完成!

できました!

撮影しつつ調べながら作業した為、完成まで2週間程掛かったと思います。

やはり、ひいこら言いながら頑張って作ったからでしょうか

とても愛着の湧く机ができあがりました。

 

作業部屋の窓が結構高い位置にあって、明るさ調整が少々大変だったのですが

以前より机が高くなったので太陽光が取り入れやすくなりました。

f:id:nyan_macrame:20220714223949j:image

 

今回かかった金額はこちら。参考までに。

 

天板 1,980円

SPF材(1×2、2×2、1×6まとめて) 4,240円

コーススレッド(Φ3.3×50、Φ3.3×30) 596円

ソリッドカラー 1,180円

水性ウレタンニス 664円

傷付き防止フェルトマット 368円

 

 合計金額 9,028円

※ドライバー、木材カット代、送料、紙ヤスリなどの細々とした道具は含まず。

※木材の真っ直ぐさを重視+できるだけ端材が出さないように

 短めの木材をメインに購入した為、お値段がちょっと高めになりました。

 

 

まだ長時間使っていないので、なんとも言えませんが

座った時の高さ調整や

目線が近くなった分、腕を上げ続けた状態でどのくらい作業が続けられるかなど

色々と試しながら、使いやすいよう微調整していけたらと思います。

ちょっと時間はかかりますが、どんな感じになったのかなど使い心地もSNSに載せますね。

 

とりあえず、高さのある机にも合わせられて疲れにくい椅子が欲しいです。

 

 

作っている様子を動画にまとめてみました。

詳しい説明は付けていませんが、どんな感じで作ったのか約14分の動画に編集しています。

お時間のある時にでも見て頂けると嬉しいです。

youtu.be

 

 

ちなみに、今回起こったハプニングはこちら。

・ドライバーのトルク調整にまだ慣れておらず、ネジをくい込ませてしまう。

・ネジ頭から外れたドライバーが木材に激突し凹ませる。

・ドライバーを回転方向が逆になっていることに気付かず、ネジを打ち込もうとする。

・収納棚がピッタリはまるように、ギリギリの位置で板を固定してしまった為

 はめにくくなってしまった。後々ヤスリをかけて微調整。

・水性ウレタンニスを薄める水の分量を間違える。

などなど

わぁ、多い(笑)

 

今回作ったことで、個人的にDIY初心者が完成させる為に大事だなと思ったこと

・設計(数字)はしっかりと決める。

・手で固定しながらネジを打ち込むのはとても難しいので、クランプを使いましょう。

・長さを測る時はできるだけ正確に。

・完璧に仕上げようと思わない。 ←重要✨

 

初心者が最初から綺麗に仕上げるのはかなり難しいです(笑)

 

欲しいデザイン・サイズの物が作れる、ちょっと失敗したところも味になるDIYの魅力…たっぷり堪能しました。

次に作るとしたら、作業部屋の吹き抜けに面している室内窓を塞ぐ物かな?

(冬は吹き抜けから入ってくる冷気で部屋が激寒なんです)

いつになるかは分かりませんが、年内には設計したいなと思います。

 

それでは、また!