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こんにちは。
緒-itoguchi-のはなです。
マクラメを真上から撮影する時は
机の幅に合わせてパイプを差し替えたハンガーラックを使って撮影していたのですが
ほんの少し……ほんっとに些細な事なんですが、ちょっと使いにくいかな…と思うところが出てきたので
より快適に撮影すべく、俯瞰撮影道具をバージョンアップすることにしました。
・机にセットする時
→机をハンガーラックに跨がせないといけない。
・掃除する時
→ハンガーラックの脚の高さが低いので、掃除の度に机から取り外さないといけない。
・カメラの重みでパイプが回る
→同じ太さのパイプを差し替えましたが、若干細くてマスキングテープで太さを微調整。
それでも、少しずつパイプが回る。
追加で購入したもの
今回は下記のポイントを改良できるような材料を追加購入してみました。
・カメラの重みでパイプが回らないようにしたい
・卓上で設置できるようにしたい
・簡単に組み立て、解体できるようにしたい
・以前使っていたステンレス巻きパイプを使いたい
・できれば費用は抑えめにしたい(毎度のこと 笑)
・ステンレス巻きパイプ(直径25mm) ×1本
以前購入したステンレス巻きパイプ(Φ25・Φ19)を使いたいと思います。
直径19mmのパイプが2本あったので、カメラを取り付けたパイプを支える柱に使っても良かったかもしれませんが
カメラとパイプ(横)の重さを支えるには少し頼りないかな?と思いまして
柱には25mm、カメラアームを取り付けるパイプには19mmを使うことにしました。
今回は以前購入した25mmと19mmを1本ずつ
そして、追加購入した25mmの合計3本使います。
いちから材料を用意する場合は、イレクターパイプの方が軽いし加工しやすいかなと思います。
ジョイントパーツも豊富ですしね。
・直交ミニクランプ(固定)
単管パイプをとめるクランプですね。
今回は異径の19mmと25mmのパイプを直交で固定できるものにしました。
クランプがくるくる回転する自在タイプもあるので、購入の際はお気を付けて。
・桧 100×25mm(幅×厚み)
25mmのパイプを立てる為の土台となる木材です。
商品入れ替えで安くなっていた長さ1820mmの桧の1枚板。
軽すぎると土台として使うには頼りないと思いまして
加工しやすいけど、ある程度どっしりとした木材を選んでみました。
少し反りはあるけど、そこまでガタツキもないので問題なし。
・打ち込みナット&全ネジボルト(M8)
25mmパイプと土台の固定に使います。
今回はほぼ全部をバラバラに解体できるようにしたので
頭のない全ネジボルトまたの名を寸切りボルト(M8)を使っていますが、解体にこだわらないのなら頭がついているボルトを使っても大丈夫だと思います。
・その他の細々としたもの
※鬼目ナットの写真撮り忘れました…
ボルト、鍋ネジ(M6)
ノブスター(M6)
ナット、蝶ナット(M6)
座金(M6)
鬼目ナット(M8・M6)
ゴムシート
ゴムキャップ
制作スタート
・土台作り
まずは、桧から土台パーツを切り出します。
パーツは上・中・下・支えの全部で5個。
2セット分切り出しました。
パーツのサイズ
上:135×100×25mm
中:25×100×25mm
下:135×100×25mm
支え:50×100×25mm
なるべくまっすぐ穴を開けられるよう頑張りましたが、やはりと言うか少々曲がってしまいました…。
端材を使った穴あけ練習の際に、比較的まっすぐ開けられた穴をガイドに使いましたが
もっと正確に穴を開けたい場合は、私のように横着せずドリルガイドを使うのがベストです!
土台パーツ(上)には、パイプ接続用の25mm穴(重心をズラす為、端から45mmの位置)、木材の端4ヶ所にボルト用の7mm穴。
土台パーツ(下)には木材の端2ヶ所にボルト用の7mm穴。反対側には後で鬼目ナットを取り付けます)
土台パーツ(中・支え)には、木材の端2ヶ所にボルト用の7mm穴を開けています。
今回はM6のボルトを通せるような穴を開けたいので、穴のサイズは7mmにしました。
ぴったり6mmにしてしまうと貫通穴が少し傾いただけで通らなくなってしまうので
ボルトより大体1〜1.5mm程大きい穴にすると少しくらい斜めになってもごまかせます。
スターエムの竹ドリルはサイズが豊富で、切り口が綺麗に仕上がるのでオススメです。
中央の25mmの穴にはショートドリルビットを使いました……が!!
やはりと言うべきか…10.8Vの電動ドライバーではパワーは不十分でした。
※なんとか穴は開きました。
ドライバーは10.8vのものしか持っていないので
LOWモードに切り替え、木材が動かないようガッチリ固定し
木材から外れないように、ドライバーに手を添えゆっくり穴を開けました。
穴を開けるスピード調整が難しくて、穴の入り口が割れてしまったり…
開けている最中もすごく頑張っている音がしていたり…
穴を開けた後のヤスリがけは必須です(泣)
綺麗な穴を開けたい場合は、もっとパワーがあるドライバーを使いましょう!
土台パーツ(下)に鬼目ナットを取り付けます。
25mm穴の真下にはM8、端の7mm穴の真下2ヶ所にはM6の鬼目ナットを取り付けます。
鬼目ナットを埋め込む下穴のサイズは、パッケージの裏に目安が書いてあるのですが
〇〇~〇〇mmのように幅があって、いったいどのドリルを使ったらいいのやら…
柔らかめな木材の場合は最小サイズでも良いそうなのですが
今回使った桧では最大サイズで丁度良かったです。
〇鬼目ナット用の下穴は、それぞれ下記のドリルを使いました。
M8→竹用ドリル11.5mm(参考下穴径:11.2~11.5mm)
M6→竹用ドリル9mm(参考下穴径:8.7~9mm)
ちなみに、今回のように複数のパーツを通しながら鬼目ナット&ボルトで固定したい場合
鬼目ナットがまっすぐ埋め込めていないと、土台パーツの上・中の穴の中でボルトが斜めに傾き
しっかり固定できなくなってしまします。
なので、鬼目ナットを取り付ける時は
穴を開け終わった土台パーツ(上・中・下)を重ねた状態で※まだ接着しない
土台パーツ(上・中)に六角レンチを入れながら、鬼目ナットをねじ込んでいくと
比較的まっすぐ取り付けられるかと思います。
ご参考までに。
鬼目ナットを取り付けたら、実際に小鍋ねじで固定してみます。※まだ接着しません
まっすぐボルトがとめられなかったので、穴を少し削って微調整しました。
不格好にはなりますが、入れば良し!
反対側の貫通穴にもボルトを入れてチェック。
大丈夫そうなら土台パーツ(上)と土台パーツ(中)をボンドで接着。
組み立て前はこんな感じ。
・パイプに打ち込みナットを埋め込む
打ち込みナットは名前の通り、ハンマーで少しずつ叩き込んでパイプに埋め込みます。
打ち込む時は下に毛布を敷くと床も傷付かなくて安心です。
※パイプの切り口で手を切らないように気を付けてくださいね。
斜めに打ち込んでしまうと、ナットの端がパイプから飛び出たり、ボルトが斜めになってしまうので慎重にスタート位置を調整。
打ち込み始めが一番難しかった気がします。
ナットをちょこっとだけ打ち込んだ時点で斜めに入ってないかチェックしておくとやり直しができますよ。
もし斜めに入ってしまっていたら、ナットにボルトの先をちょっとだけ取り付けて、ボルトを左右に少しずつ動かしていくとパコっと取れます。
叩いて→チェック→叩いてチェックと繰り返します。
・直交クランプにひと工夫
クランプはこのままでも使えるのですが
取り付けの度にプラスドライバーを使うのがやや億劫なので、ちょっとひと工夫したいと思います。
元々取り付けていたネジの代わりにボルトを取り付けます。
ボルトを差し込むだけで、取っ手ができちゃうノブスター。
ただ、ノブスターの分1〜1.2mm程ボルトが短くなります。
必要なボルトの長さにノブスター分(1〜1.2mm)を上乗せしまして
Φ19のクランプには長さ35mmのボルト
Φ25のクランプには長さの40mmボルトを使いました。
※ノブスターの出っ張り部分がクランプの膨らんだ部分に干渉してしまうので、ボルトは気持ち長めにしています。
ただ、このままだとクランプとノブスターが干渉しないかわりに
限界までボルトを回してもクランプの手前側がパカパカと開いてしまうので
ゴム座金(厚さ2mm)とナット(厚さ5mm)でボルトの長さを微調整しました。
続いて、クランプのパイプを挟む部分にゴムシートをペタリ。
カメラの重みでパイプが回らないようにと念の為。
これは無くても問題ないと思うのでお好みで。
パーツを組み立てる
それぞれのパーツができあがったので、組み立てていきます。
手が切れないようにパイプキャップをかぶせたり
支えパーツや座金、ナットを取り付けたら完成です。
・組み立ての様子
①土台(下)の真ん中の鬼目ナットに全ネジボルトを取り付け
↓
②土台(下)の端の鬼目ナットに、土台(上&中)を鍋ネジで固定
↓
③全ネジボルトにパイプを回しながら取り付け
↓
④貫通穴に長さ150mmの長いボルトを通して、ナット→支えパーツ→蝶ナットと取り付け
↓
⑤机に取り付け
↓
⑥パイプを取り付け
完成
今回かかった金額
・パイプ部分
ステンレス巻パイプ(以前購入した分)
Φ25×910mm(1本) 836円
Φ19×910mm(1本) 528円
ステンレス巻パイプ(今回追加購入した分) ←だいぶ値上がりしましたね。
Φ25×910mm(1本) 980円
直交ミニクランプΦ19×Φ25(2個) 248円×2
ノブスター M6 95円×4
ボルト M6×40mm 35円×2
M6×35mm 35円×2
ナット M6(10個入り) 150円 ※残りは土台部分でも使っています
ゴム座金 M6(4個入り) 118円
ゴムシート 1×30×300mm 398円
パイプキャップ(2個入り) Φ25 188円
Φ19 138円
・パイプと土台の接続
打ち込みナット 25N(2個) 91円×2
全ネジボルト(4本入り) M8×50mm 655円
鬼目ナット(Eタイプ) M8×20mm(2個入り) 150円
・土台部分
桧 100×25×1820mm 800円 ※商品入れ替え特価
ボルト M6×150mm 188円×4
鍋ネジ M6×70mm(4本入り) 268円
蝶ナット M6(2個入り) 158円×2
座金 M6(10個入り) 38円 + (4個入り) 30円
鬼目ナット(Eタイプ) M6×20mm(4個入り) 150円
合計金額 6,329円
※以前購入したパイプは含まず
※送料、ドリルやヤスリなどの細かいものは含まず
※ボルトは全部ステンレスにしたのでちょい高め(錆びにくい方がいいかなと思って)
机の端3cmのところを、パイプ+土台と支えパーツの木材で挟んでいるだけなので
外側に向けて引っ張る力にはどうしても弱くなってしまいますが
念の為、重心を少し中央寄りにズラしているので手を放しても倒れませんし
パイプ3本を固定するとかなりガッチリどっしり固定されますので、ちょっとやそっとじゃ倒れません。
私の場合は、高さ93.5cmのマクラメ制作用机を撮影台として使っているので
撮影時の位置確認には踏み台が必須なんですが…(リモート撮影できるカメラ買いました)
一般的なテーブルの高さ(約70cm)で使うなら
テーブルと合わせても全長160cm程なので、位置確認もそんなに大変ではないかな?と思います。
以上、ステンレスパイプを使って俯瞰撮影スタンドを作ってみました。
専用撮影機材を買い集めるとなると中々なお値段になりますし
ちょっと自分で作ろうかなと考えている方の参考にして頂けたら嬉しいです。
かなりゴツイですけどね(笑)
それではまた。