こんにちは。
緒-itoguchi-のはなです。
こちらは「マクラメ編みをやってみて、つまずきやすかったり・困りがちなことを書いてみた」シリーズです。
私なりの方法ではありますが、マクラメを編んできた経験がお役に立てれば幸いです。
私は上手くできたけれど、人により合う・合わないがあるかと思いますので
もし、上手くいかないようでしたら
こちらの方法を参考に、ご自身にぴったりな方法を探してみてくださいね。
ワックスコードのロールで購入前・購入後で困りがちなこと
今回はワックスコードのロールを買う前、買った後に困りがちなことについて
お話していこうかと思います。
私の一番困ったことと言いますと…
ロールを使い切るのに、かなり時間が掛かったことでしょうか(理由は後述)。
ワックスコードの太さによって若干長さは変わりますが
LINHASITA社のワックスコードは
太さ1mmで約160m
0.75mmで約210m
0.5mmで約320m
0.35mmで約440m
と、結構な大容量。
例えば緒-itoguchi-定番デザインの【思い出シリーズ】
ひとつ作るのに大体2mくらい使いますが…
※手で持つ部分、タブレロに引っ掛ける部分など含み
※糸の太さによって多少変わります
例えば、0.5mmのワックスコードを使うと
差し色を入れず、全部同色で編んだとしても
ざっくり計算で、1ロール使い切るには約160個作ることになりますね。
慣れるまで失敗もしますし、試作にも使ったりするので
100個以上作ることはないかもしれませんが
欲しい色を一気にロールで揃えてしまうと、使い切るのは中々大変です。
だと言うのに…
そう…過去の私はやらかしました。
ベース色、差し色関係なくロールを複数買い。
使い切るのに年単位かかりました…(自業自得)
今考えても、何をしているんだかと頭を抱えてしまいます(笑)
✦使用していたLINHASITA社製ワックスコードのお話となります✦
私のマクラメ経験を元にしていますので、アクセサリーなど細かなものの制作がメインとなっております。
プラントハンガーやタペストリー、バッグなどの大物については
今回のお話に含まれていませんので、予めご了承ください。
長文になってしまったので、目次から知りたい項目のところにジャンプしてください。
ひとつめ・お店によってラインナップが違う
今では色も太さも充実してきたワックスコード。
オンラインショップでも取り扱いが増えて、簡単に手に入るようになりました。
ただ、お店によって若干色のラインナップが違う事もあります。
中には同じように見える色でも、実際は違う色だったという事もあるので(画面越しでは判別がつきにくいのです)
まずは、色見本を購入、もしくはお試し用の少量パックを購入して実際に見比べるのが良いかと思います。
かなり似た色合いの場合は、実際に見比べても分からないこともありますので
そんな時は、LINHASITA社の色番号を見てみましょう。
お店によっては、色の名前の他に
LINHASITA社の色番号を記載してくれている場合があります。
他店舗のワックスコードと比べる際に参考になるかと思います。
ちなみに、手元にあるワックスコードの色番号を確認する方法はと言うと…
【ロールを持っている方】
ロール芯内にシールが貼ってありまして、シールの【COR:〇〇】を見ると色を判別できます。
似ている色、よく使う色はメモしておくと良いかと思います。
※〇〇は数字もしくは英単語
※お店によっては貼ってないこともある
【ロールを持っていない方】
小分けにされた少量パックしか持っていない方ですと
購入したお店の商品ページや買った時の納品書などにLINHASITA社の色番号が記載されているか確認しましょう。
✦商品名には、お店独自の管理番号が書かれている場合もありますので、ご注意ください✦
▼ワックスコードのお店についてはこちらでも触れていますので、良かったらご覧ください
ふたつめ・色の選び方
基本的にご自身の好みの色を選ぶだけなのですが
冒頭でもお話したように、欲しい色を一気に揃えてしまうと後々大変だったりします。
これからワックスコードを買う方は、少〜しずつ増やしていくのをオススメします。
好きな色を揃えて並べて眺めるのは、とても心が躍りますね(私だけ?)
ついつい沢山集めたくなりますが…
そこはぐっと堪えまして、色を厳選してみましょう。
【ベース色を決める】
まず、よく使うだろうメインとなる色を決めてしまいましょう。
もし、手元に使いたい天然石をお持ちなら想像しやすいかもしれませんね。
私は淡い色をよく使うので白や生成り、薄茶をよく使いました。
▼ざっくりすると、こんな感じ
可愛い、カジュアル系
↑
白系
茶系(薄め)
茶系(濃いめ)
黒系
↓
重厚感、シック系
【差し色を決める】
初めは2、3色くらいが良いでしょうか?
組み合わせ方は…
① 同系色
② グラデーション
③ 反対色
など、こんな感じに考えると良いかと思います。
差し色を買う際は、まず少量パックでの購入をオススメします。
少量パックと言っても20m程あるので(お店によって量は変わります)
ロールで買うよりちょっと割高にはなりますが
私のように使い切るのに困る!、なんてことが起こりにくいです(笑)
みっつめ・かさばる糸の収納、保管方法
これから沢山編むと考えていても、使い切るには結構時間がかかってしまします。
(使い切った時の感慨深さと言ったらもう…)
ワックスでコーティングされていますので、思った以上にホコリが付きやすいです。
少し手間ではありますが必要な分を切り出したらその都度仕舞う、というのが良いかなと個人的に思います。
寒い環境で保管しておくと、ほんの少~しワックスが硬く、パサつくような感じがしました(私だけ?)
そのせいか、ロールの糸端からスルスル解けやすかったり。
夏は逆に少しペタペタが増す感じですね。
恐らくロットや経年などの理由もあったのかとは思いますが
なるべく急激な温度変化がないような場所で保管すると良いかと思います。
ロールの大きさは高さ10×幅5cm(糸が細くなると、幅は数mm細くなります)
【収納方法に拘らない方】
100均の収納容器がオススメです。
サイズも豊富ですし、シリーズによっては重ねることを前提に作られていますし。
何より手に入れやすい。
【すぐに編めるように机に設置しておきたい方】
少量パックだけでしたら、刺繍糸をしまうような透明な収納ボックスがオススメですね。
何色がどこにあるか分かりやすいです。
ロールでもすぐ編めるようにしたいとなると
スペースがある方限定にはなりますが
その① ロールをミシン糸を立てるように丸棒に刺して並べる
その② ロールを突っ張り棒に通して並べる
※どちらも台座をDIYする必要がありますね
その②はトイレットペーパーの形を想像して頂ければ(言い方)
私の場合は、作業部屋に普段から開かない小窓(吹き抜けに出っ張っている)に
その②の方法で小窓の壁に突っ張らせて設置しておりました。
太さに関わらず1ロール約110gありますので
10ロール以上設置する場合は、重さに耐えられるような頑丈さが必要になるかと思います。
どちらもホコリ避けは別途必要になります。
これにてワックスコードのロール購入前・後に困りがちなこと編は終了です。
何事も基礎を覚えるのは大変ですし、途中で飽きてしまうこともあるかと思いますが
自分が考えたデザインをスルスル編めるようになるのはとっても楽しいですよ!
基礎の編み方は同じなのに人により作風が全然違ってくるのも、マクラメの魅力かと思います。
良いマクラメライフを!
▼基礎練習に疲れちゃった時にどうぞ
▼失敗したことも含めた試行錯誤したこと、制作過程のことなど、ひっそりお話しています
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それでは、良いマクラメライフを!
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