編んで、結んで、時々もふる。

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絹糸と天然石のマクラメ専門店「緒-itoguchi-」のブログです

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天然石ビーズを使いたいのに、穴が小さくて入らない時は?【マクラメのコツ】

 

こんにちは。

緒-itoguchi-のはなです。

 

こちらは「マクラメ編みをやってみて、つまずきやすかったり・困りがちなことを書いてみた」シリーズです。

私なりの方法ではありますが、マクラメを編んできた経験がお役に立てれば幸いです。

 

私は上手くできたけれど、人により合う・合わないがあるかと思いますので

もし、上手くいかないようでしたら

こちらの方法を参考に、ご自身にぴったりな方法を探してみてくださいね。

私のマクラメ経験を元にしていますので、アクセサリーなど細かなものを作る想定でお話しております。

プラントハンガーやタペストリー、バッグなどの大物を作る場合は当てはまらないこともありますので、予めご了承ください。

長文になってしまったので、目次から知りたい項目のところにジャンプしてください。

 

天然石ビーズの穴が小さい問題

いざ、マクラメに天然石ビーズを使おうとした時、困ってしまった方も多いのではないでしょうか?

編み込もうと思っていた天然石ビーズの穴が小さくて糸が入らない…なんてこと。

または、入るには入ったけど、穴の反対側が小さくて糸が出てこない…なんてこと。

 

マクラメ専用に作られているわけではないですからね…

しょうがないことではあります。

 

さて今回は、マクラメを始めた初期に立ちはだかった天然石ビーズに糸が入らない問題に対して

私が実際やってみた方法をご紹介していきますね。

 

 

 

 

どのくらいの太さの糸が、どのくらいの大きさの穴に入るのか?

まず、マクラメに編み込みたい天然石ビーズというと

好みもあるかと思いますが大きさ2~12mmくらいのビーズを使うのが多いでしょうか。

穴のサイズは大体1mm前後ですね。

 

ビーズの大きさが10mm以上のものはそんなに気にしなくても良いかと思います。

6mm、8mmは種類によってちょっと怪しくなってきて、2~4mmはほとんどが1mm未満の穴。

4mmビーズでも1mm穴が開いていれば良い方かと思います。

 

※開いている穴に差がありますので、あくまで目安としてみてくださいね。

ビーズ穴の大きさ

・0.6mm

→約0.5mmの糸が1本入るかどうか

 約0.25mmの糸が1~2本入る

・0.8mm

→約1mmの糸が頑張れば1本入るかどうか

 約0,25mmの糸が2本入る

・1mm

→約0.5mmの糸が2本入る

 約0.25mmの糸が4本入る

・1.5mm

→約0.5mmの糸2本取りの撚糸が2本入る、3本取りの撚糸が2本ギリギリ入るかどうか

 約0.25mmの糸で編んだ4つ組が2本入る

 

▼目安




 

対策その① 大きめの穴が開いている天然石ビーズを購入する

まず一番初めに思いついたのは、大きい穴が開いている天然石ビーズを購入する、ですね。

一応あることにはあるのですが、石の種類がかなり限定されます。

 

○ネットショップで購入する場合

親切なお店も多くて、目安として穴のサイズも表記してくださっているところもありますね。

あくまで目安なので表記のサイズより±の誤差はありますが、参考にして購入すると良いと思います。

表記していない場合は、穴のサイズを教えて頂けるかどうか、サイズを測って頂くことが可能か

お店によって対応が異なるかと思いますが、一度お問い合わせしてみると良いと思います。

 

○実店舗やミネラルショーで購入する場合

お店の方もマクラメに使う糸が入るかどうか把握されていないことが多いです。

使いたい糸を持参しても、実際に試してみるわけにはいかないので(ワックスコードは尚更)

予め糸が入るかを確認したビーズを持参して、見比べながら購入すると良いかと思います(粒売りの場合)

 

連で販売されているとちょっと確認が難しくなりますが

事前に手持ちの天然石ビーズにテグスなどを通して太さを確認しておき

ビーズをまとめている糸端と太さを比べて判断するのも手かと思います。

※糸端が見えない場合は、残念ですがあきらめましょう。

 お店の方にとって大事な大事な商品なので、無理やり糸を引っ張り出したりなど

 乱暴な扱いをするのはダメダメですよ。

 

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対策その② 細い糸を使う 

大きめの穴が開いている天然石ビーズを探すのも中々大変かと思います。

 

次に考えたのは、糸の太さを変える方法。

こちらは細い糸を使う(使おうと考えている)方向けですね。

私は大きい穴が開いているビーズ探しを早々に諦めまして、こちらの方法で編むことにしました(笑)

 

撚り糸タイプのワックスコードを使っている場合

国内で購入できる糸の種類は1mm、0.75mm、0.5mm、0.35mmと太さも豊富になってきました。

ほどいて使いたい場合は、1mm、0.75mm、0.5mmでしょうか。

撚りの本数が異なりますので、一度見本や少量パックを購入すると良いかと思います。

 

撚りをほどいた糸を使うと繊細さが増し、小粒の石も包めるようになるのでデザインの幅も広がりますが

撚糸と比べて糸自体の耐久性が低くなってしまいます。

編む時や編み目をほどく時は、糸が傷まないように優しく扱いましょう。

 

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対策その③ 天然石ビーズの穴をひろげてみる

これはもはや最終手段となります。

大きい穴の天然石ビーズも見つからない、糸を細くしても入らない…

ならば天然石ビーズの穴をひろげてやろうじゃないか(笑)

 

パールくらいの柔らかさでしたらリーマーでもひろげられると思いますが

もうちょっと硬い石になってくると、ダイヤモンドビットを使って穴をひろげます。

 

色々と実験してみた結果

クォーツ系くらいまでなら、ルーター(グラインダー)で比較的綺麗にひろげられました。

ガーネットやスピネルあたりになると、できなくもないんですが…

1粒に対してダイヤモンドビットが何本もお亡くなりに。

ルーター(グラインダー)の性能など他の要因もあるかと思いますが

時間が掛かりすぎるので、どうしても穴を開けたいなら本格的な設備を用意しなければならないかなーと。

 

少量だけやりたい場合は、ルーター(グラインダー)とダイヤモンドビットで大丈夫かと思います。

ルーターは回転数が調整できて、馬力(でいんだろうか?)があるものが理想的ですね。

 

ダイヤモンドビットは、穴をひろげたいビーズに入る細めのものと

ひろげたい大きさのもの2種類あると良いかと思います。

ビットを購入する時は、必ずルーターに取り付けできる太さがどうか確認を!

 

高速で回転しながら削っていくので、ビットを水で冷やせるような容器や場所も必要ですね。

あとは、防塵マスクに防護眼鏡、穴の中をピカピカに磨きたいなら研磨剤も数種類…と

あぁ、どんどん細々した道具が出てきますね。

道具を揃えると結構場所取ります(笑)

こちらでお話している内容は、あくまで個人が調べ自己流で行っている方法となります。

お試しになる場合は、個人で楽しむ範囲で行ってください。

色々実験してみた様子はこちら。

nyankoubou.hatenablog.com

nyankoubou.hatenablog.com

nyankoubou.hatenablog.com

 

コランダム系(ルビー、サファイア)はどうかって?

硬すぎてうんともすんとも。

潔く諦めましょう!(笑)

 

 

↪目次へ

 

 

いかがだったでしょうか?

少しでも参考になったら嬉しいです。

 

私は小ぶりのものを好んで作るので、かなり頭を悩ませた問題でした。

以前よりマクラメも知られるようになってきたし

マクラメ専用とは言わなくても、マクラメ向きの天然石ビーズのお店かカテゴリーができないかなぁなんて思っています(笑)

 

 

▼基礎練習に疲れちゃった時にどうぞ

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それでは、良いマクラメライフを!

 

▼他の【マクラメのコツ】シリーズの記事はこちらからどうぞ

nyankoubou.hatenablog.com